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5/08/2019

2019年5月8日(火)23:57 近況とか

GW期間中に観た映画:
ジャン=ピエール・メルヴィル「海の沈黙」(1948)、「マンハッタンの二人の男」(1959)
ハワード・ホークス「遊星よりの物体X」(1951)、「教授と美女」(1941)
ジャン=リュック・ゴダール「イメージの本」(2018)
マノエル・ド・オリヴェイラ「ブロンド少女は過激に美しく」(2009)
ポール・トーマス・アンダーソン「パンチドランク・ラブ」(2002)



ゴダールの新作は訳がわからなかった。退屈な時間も多々あり、寝そうになる瞬間もあった。何が言いたいのか、私の教養と知識じゃ咀嚼することは叶わず。というか意味なんてないんじゃないかとさえ思った。しかし、観終わったあとにすごくやる気がでた。それは私がコラージュの魅力に溺れているという前提があってこそなのだけど、とにかく映像としても音楽としても創作に対する情熱が燃えてきた。88歳のゴダールが膨大なアーカイブをカットアップして並べた「イメージの本」はとにかく圧倒的で、既存の情報ソースをグリッチに歪ませたり、朗読の文脈になぞったり、私がしたいことそのままだったから。88歳。本当にすごい。ジジイになっても創作したい。



企画展 「百年の編み手たち - 流動する日本の近現代美術 -」:
ヴィクトール・パリモフ「手術」(1920)
神原泰「マリアとキリスト」(1923)
村山知義のコラージュ作品全般
中原實「海水浴」(1924)、「昼の星雨」( 1931)
靉嘔「田園」(1956) 
石井茂雄「不安な都市」(1956)、「戒厳状態 」(1957)
杉浦康平「蛍光の菊」(1968)
篠原有司男「思考するマルセル・デュシャン」(1964)
森千裕「レモン・ニュース」(2009)
千葉正也「タートルズ・ライフ」(2010)

名和晃平「PixCell-Deer」(2010)
梅沢和木「とある現実の超風景」(2011)

篠原有司男「思考するマルセル・デュシャン」(1964)
***

東京都現代美術館にて開催の展示へ足を運んだ。1910年代から現代に至るまで(100年)の日本の美術を年代順に追っていくもの。著名な作家が並ぶがその中で気に入った作品を列挙した。なかでも目の当たりにした瞬間に引き込まれたのは村山知義の作品群と神原泰の「マリアとキリスト」(1923) 、デザインをパクろうと思ったのは篠原有司男の「思考するマルセル・デュシャン」(1964)など。




企画展「シド・ミード展 PROGRESSIONS TYO 2019」:



アーツ千代田 3331にて開催のシド・ミード展に足を運んだ。敬愛するデザイナーの作品が大量に見れるということで、今回のGWでもかなり楽しみにしていた催し。SF、未来、インダストリアル・デザイン、「ブレードランナー」から「ガンダム」まで。あらゆる要素で自分のフェティシズムが刺激され、ロマンに溢れており、大いに満足。彼が後世に与えた影響は計り知れないし、それはデザインとしても、音楽的な観点でもここから生まれたインスピレーションは莫大であるはず。CADで書いたのかは知らないがXY軸で構成された壁一面の設計図は引き延ばしているとはいえ圧巻だった。直線、曲線、人々の表情、その営み。とにかく世界が緻密に組まれており没入した。パンフレットを購入したので愛読したい。



Mana feat. Torus in K/A/T/O MASSACRE vol.219:
LSTNGTにお誘いいただき通算2回目のK/A/T/O MASSACREに出演。氏とは昨年末の同イベント199回の際に初めてお話をして、とはいえ5分程度の短い会話だったのだけれども、同じくtoeのようなポストロックが好きということで盛り上がったのを記憶している。今回のイベントの主賓はTorusなのだが、正直に聴いたことがなくて、一昔前ならば彼のようなプロデューサーとなると確実に抑えていたというか、純粋に自分のアンテナの方向が変わって情報が追えてないんだなと痛感した。ユースの、若者たちの熱はそこにあるのだろうけれど、自分がそれらからフェードアウトしている感覚は強く、まあ今年27歳なわけでそれはいい年齢だし、こうして「若者」から外れていくのかなと不安も少々。うーん、身の振り方が分からなくなってきたな。

Daiki Miyama
本イベントをLSTNGTと共にオーガナイズ。名前は拝見したことがあったが活動の詳細については存じ上げなかった。いざ話してみると同い年ということで一気に親近感。オープニングDJということで客も大勢とは言えないなか、カーリー・レイ・ジェプセンが悲惨な姿にリミックスされた音源が大音量でForestlimitの空間に響く様はシリアス・ギャグの極致と言えるような出来で、非常に鋭利だった。むかしBoys Of The Sisterhoodが公開していたBritney Spearsの「Till The World Ends」のリミックスを思い出した。あれもズタズタにされていたなぁ。保存した音源どっかいったけど。他の演者に対して観客としてとても前のめりで受け入れていて、すごくピュアだと思ったし、何よりそこが良かった。フライヤーのデザインも手がけているとのことで多岐にわたる彼の活躍が楽しみ。余談としてSNSの雰囲気と本人に乖離がなく、そのバランスが抜群だと思う。


cotto center
SCに公開していた曲が気になって初めて声を掛けたのがいま調べたら8ヶ月ぐらい前。その当時から特にForestlimit周辺には観客として出入りはしていたらしいが、Sim Radioだとかで彼女の音源を取り上げたところ、作曲方面での彼女に対する認知はさほど浸透していないことが伺えるリアクションが多かった。存在は知っているけれど曲を作っていることは知らなかった、的な。本当に勿体無いと思った。で、今回、cotto centerとして初めてライブするということで。彼女の音楽に惹かれる契機となった「azSc」は現行の日本のアンダーグラウンドな電子音楽においてアンセム化してもおかしくない名曲で、とにかく大衆の心を掴むエネルギーがあるし、この曲がSCにて再生数3桁・Favも20以下というのはどうなんだろう。彼女のライブに話は戻り、長めのイントロの向こうからその「azSc」が聴こえてきたときはまるで黒雲が開けて美しい水面が目に映るような気持ちになり、とにかく感動的だった。激しくダイナミックなサウンドを標榜する演者が多いなかで彼女の瑞々しく落ち着いた表現は良いアクセントだった。


自分
LSTNGTには自分は踊らせたりだとかは出来ないのでダンスの流れの上であるとか、ピーク・タイムには置かないでほしいと要望を伝えており、結果、この位置となった。すごく適切。内容はAbsurd TRAXからリリースするアルバムの曲を中心に色々とコラージュしたものとした。CDJ3台使いたい旨を事前に伝えていたが当初は難しいという返事があり諦めていた。しかし、主賓のTorusが4台希望した結果、私としても人生で初めて見る光景の環境でCDJを触ることになった。といいつつ、言い訳にしかならないが、私は要所要所で同時に2つ3つ再生したりするぐらいで基本的にテクニカルなことは出来ないし、それはCDJのポテンシャルを引き出していないので、本当に大きな音で自分の音楽やリミックスを流しただけでしかないから退屈だと思う。死にたい。


これは「アシカ」という曲で、近々ミュージック・ヴィデオを公開する。メトロノリにポエトリー・リーディングしてもらった。


Shattered Form
以前からライブを観たかった人物。日本のプロデューサーでYoshitaka Hikawaと並んで”佇まい”がよいというか、彼らのような突き抜け方だと非常に絵になっており、いつだったか記事でも書いたSuburban Musicの音源にも言えるんだけど、私は自分に無いものを持ってる若者がとにかく好きで、とりわけセクシーな男性は貴重だから、彼らのことは絶対的に信頼する。まったく交流ないから素性を知らないんだけども。私のことを嫌っているぐらいの排他性を、無責任な期待に乗せてしまうぐらい。彼らには軟派な人物とは交流してほしくないし、徹底的にかっこよくあってほしい。で、ライブだが、個人的にこのイベントで一番良かった。長身かつ細身なスタイルと、流麗なヨーロッパ風の衣装、顔を覆う黒の長髪。音楽は見た目が相当に重要であって、その点で彼はこのイベントで一番のロック・スターだった。ヒリヒリした世界観で鈍器を以てぶん殴るようなサウンドがそこに伴えばそれは最高としか言いようがないし、私がティーンの頃から大好きな80年代のNW/ポストパンクのシーンにはそういう存在が沢山いて、そこに抱いた憬れは現代においてはバンドというフォーマットから姿を変えて、個人の電子音楽にあるんだなとさえ思ったぐらい。とにかくセクシーだし、パンクだった。純粋に自分がガキの頃からの音楽観における好みだった。また彼を観たい。


SHaKa-iTCHi

僭越ながら今回のイベントで初めてその名を知った。DJに明るくないので「PCDJでしか出来ないプレイ」というのも漠然としか分からないのだが、彼のDJはその類だったはず。観客に背を向けたスタイルで縦横無尽にジャンルを横断。リンキン・パークの「Numb」ネタが流れた際にカトー氏が我慢できなかったのかカウンターから最前めがけて駆けて行った(ような記憶がある)のが良かった。動画は個人的にお気に入りの箇所。


Torus
Nozomu Matsumotoらと近所の栞という店でお茶をしていたので割愛...。

LSTNGT
ライブが素晴らしいという話は方々から聞いていたので期待していたのだが、確かに抜群だった。Torusを観れていないので暫定だが彼がダントツで聴衆を掴んでいたし、とにかく盛り上がりが凄かった。彼が数年前から取り組んできたトランスやEDMの解釈と、現代の時流は彼とようやく違和感なく邂逅している。ここ数年、実験的にそれらを解体する動きもあれば(The Death of Raveの一部リリースなど)、最新版としての構築もあったりと、あらゆる場面でトランス等は再定義されている。面倒臭いことに人々は浸透したら浸透したでそれを軸に反対方向へと舵を切ろうとするのだが、そんなことは彼には気にせずいてほしい。六本木や渋谷でないスペースで電子音楽的主観からのこのサウンドを鳴らしているプロデューサーが今の日本にどれだけ居るの、という話になるので。彼はアンダーグラウンドな日本の電子音楽に間違いなく多様性を与えているし、終盤、動画のこの曲が掛かったときの小規模ながら情熱的なモッシュと、Torusが蛍光灯の電源を切り、真っ暗にしてからのアンコールまでの流れ(Tohjiのリミックスが流れた!)は、私が少ないながら見てきた音楽イベントで最も多幸感に溢れた時間だった。


キャッシャー近くで物販していたら何人かが購入してくれて売上も2万円ぐらいになりメイクマネーに成功した。なかには全ての作品を買い上げてくれた人もいたりと涙。途中でずっと商品を気にかけておくのがしんどくなり回収したが人生初の物販は上々の結果だった。初めて話す人、久しぶりに話す人、いろいろと出会いがあり安らいだ。イベント後、髪を伸ばしたC没が「山陰に帰りたい」「人生わかんねぇよ」と話していて心配になった。

4/18/2019

【Mana feat. Torus in K/A/T/O MASSACRE vol.219】2019/May/1(Wed)


Mana feat. Torus in K/A/T/O MASSACRE vol.219】2019/May/1(Wed) at @FORESTLIMIT OPEN/START 19:00 DOOR 2,000yen(+1D) Torus / cotto center / Daiki Miyama / Kenji / LSTNGT / SHaKa-iTCHi / Shattered Form Artwork by Daiki Miyama

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Absurd TRAXからリリースするアルバムの曲を中心に優しい音楽を流そうと思います。音源の在庫を捌くことが今まで出来なかった(毎回家に忘れる)ので、今度こそメイクマネーしたい。

2/26/2017

SIMS: LSTNGT


LSTNGT。疾走、という言葉がこれだけ似合うアーティストも少ないだろう。青く冷静な筆致で描かれた彼の音には聴いた人間を一歩前に向かわせる激情がある。西川尚宏率いるレーベル、〈Solitude Solutions〉から初のレコード作品「Boarding Gate」を発表した彼の実態に迫るべく、インタビューを試みた。




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---これまでの生い立ちや学生時代について教えてください。

高校生まではほんとにクソ真面目な性格でした。予習復習とか毎日家でやってましたし。でもそれは塾に行ってるやつらをバカにするためだったんですよ。まあただの天の邪鬼です。とにかく皆とは違う人間になりたかったのだと思います。大学生になり、大学の映画制作サークルで出会っためちゃくちゃな先輩方のおかげで大分不真面目になりましたね笑。もちろん良い意味ですよ。そして前職の映像制作の会社の音響部門に就職しました。そこで出会っためちゃくちゃキツイ上司に鍛えられて……。当時はどうにかしたろうかと思ってましたけど笑、あの人と業界のクソみたいな労働環境のおかげで今の自分がありますね。感謝してます。





---音楽を作りはじめたきっかけを教えてください。

独りでもできる環境ができたからだと思います。小さい時から図画工作と絵を描くのが好きだったので、DTM環境が揃った時にそれと似た感覚を得たのがきっかけかもしれません。





---前職で映像関係の仕事をされていたとのことですが、制作している音に関して映像からの影響というものはありますか。

あります。というか映画を観るのが好きなので、日々影響されてますね。





---今まで見た映画の中のベストを是非。

良い作品はたくさんありますし、2016年はジャ・ジャンクー監督の『山河ノスタルジア』がとてもよかったです。去年の大阪でのFalusのトーク用のプロフィールとして僕が送ったんですが、使われなかったオールタイムベストをあげておきます。あくまで日々更新されますけど、大学時代くらいまでの自分を構成する要因になってると思います。(順不同)

『水の中の八月』石井聰互監督
『あの夏、いちばん静かな海。』北野武監督
『トロピカル・マラディ』アピチャッポン・ウィーラセタクン監督
『リリア 4-ever』ルーカス・ムーディソン監督
『鉄塔武蔵野線』長尾直樹監督
『ボーイ・ミーツ・ガール』レオス・カラックス監督
『戦場のメリークリスマス』 大島渚監督
『紀子の食卓』園子温監督
『冷たい水』オリヴィエ・アサイヤス監督
『ロケーション』森崎東監督





---JGバラードなどを文学のフェイバリットに挙げられていますが、文学から着想を得ることも大事にされていますよね。

文学も映画も音楽も同列というか形態が異なるだけでインスピレーションを得る点では変わりません。気になる音楽を探すのと同じ感覚で小説も探しますし。
唯一自分の良いところがあるとすれば興味があるものがとても多いことですかね。まだまだ自分が知らない世界がたくさんあって、それを知りたい。





---では、音楽に関して。これまで発表された作品に関して、一貫してトランシーな質感で音を作られていると思いますが、影響を受けた音楽を挙げてください

























---LSTNGTの曲には何かを掴もうとしている意志があると個人的には思っているのですが。

具体的に何かというのはありません。ただ、音楽にしろ映像にしろアイデアが思い付いた時に頭に思い浮かぶ桃源郷のような風景・感覚がずっとあって、そこに辿り着きたいという気持ちがドライブ感を加速させてると思います。





---LSTNGTの哲学や美学を教えてください。

哲学とか美学ってほどじゃないですけど、やっぱ、クソみたいな現実から脱出したいってのはあると思います。クソな状況を作り出したのも自分なので、自分で変えようと思って。





---〈Solitude Solutions〉はLSTNGTにとって大切なレーベルだと思います。レーベルとの出会いと新作LP「Boarding Gate」リリースの経緯について教えて下さい。

元を辿れば全て佐久間さん(CVN)なのですが、西川さんがレーベルを立ち上げる前にTHE INVENTION OF SOLITUDEというイベントをやってまして。その2回目にCOLD NAMEとの共演で呼んでもらったていうのがLSTNGTの初ライブです。それが出会いというか全ての始まりですね。なので自分の基盤を作ってくれたレーベルなのでそこからLPを出すというのは自然な流れだったかもしれないです。





---「Boarding Gate」のライナーでレーベルのオーナーである西川さんが「イノセントな少女」というワードを使い作品を表現していましたね。

今回のライナーは僕がLSTNGTとして最初に作った『リリア4-ever』を使ったビデオから着想を得たものだと思いますので、その映画の主人公がイノセントな少女なのかなと思います。制作中の感覚というか曲を作るきっかけの一つには破壊衝動がありますけど。





---製作中はどういったことを考えていましたか。

雲が動いている赤紫色の空ですね。最近のライブやCelestial Windのビデオイメージにも使ってますが、この空のことを考えてました。去年泥酔した時に夕暮れの新宿、靖国通りをブレーキの効かない車で爆走してた夢を何度も見たんです。その時の空がこんな感じで。もう終わるな、死ぬなっていう。だから、ジャケットの写真も新宿のビルです。実際に友人と一緒に撮影に行ったんですが、間違いなく2016年の新宿と雲です。








---「Boarding Gate」に影響を与えた作品があれば教えてください。

今敏『パーフェクトブルー』(1998)







---ご自身でデザインをしたコーチジャケットやスウェットを販売されていますよね。これらのきっかけは何だったのでしょうか。

EyedressのEveryhitng We Touch Turns Into Goldて曲があって、そのビデオで彼が着てるコーチジャケットが欲しかったんです。どうにか調べたんですけど、どうにも買えないやつだったので自分で似たデザインのを作りました。それがModerate Nightmare 84-97コーチジャケットです。その元のコーチジャケットのデザインとの類似性から連想したシスターズ・オブ・マーシーのサムガールズのジャケを掛け合わせた感じです。まぁ、まんまシスターズやんて言われますけど、僕の方が解体新書寄りです。





---部数限定のカセットもご自身で作られていると思います。DIYについてどう考えていますか。

できることなら全て自分のイメージ通りのものを創りたいと思っている人間なので、DIYはその人のダイレクトな、感覚を共有できる一番良い方法だと思います。何よりも誰にも邪魔されないですし。





---クラブには足を運びますか。


そんなにクラブにたくさん行く人間ではないです。それこそ、色んなとこで言ってますけどPictureplaneの来日の時に行った渋谷のSECOバーに行くまで小箱のクラブなんてほとんど行ったことなかったです。学生の時は映画漬けだったんで、クラブよりもオールナイト上映の方が多かったですね笑 ただ、クラブイベントで音楽を聴かないとわからないことがたくさんありますし、起こります。おうちの中で安全にぬくぬく生きていても何も生まれないと思います。なので週末の夜に出かける行動自体にとても魅力を感じるというか。去年日本でも公開されてた『ヴィクトリア』っていう映画はそれこそある若者たちの一晩をワンカットで撮った映画なんですけど、そのクラブシーンと事件に巻き込まれていく感じがすごく良くて。あの夜から朝に繋がる感覚。そのパーソナルな感覚を人と共有し続けるってのは重要かもしれないです。





---昨年大阪に来てくださった際のライブについてですが、LSTNGTの音が観客を高揚させ、演者と観客が正面からぶつかり合う、非常にピュアで美しいライブでした。そこでお聞きしますが、LSTNGTにとってライブとは何ですか。

ライブは毎回最後だと思ってやってます。ただ、ライブに来てくれる人には楽しんでもらいたいという気持ちは強いです。独りよがりには絶対にしたくない。だから映像とかもできる限り使いたいって思いますね。即興性のあるライブスタイルではないので、1つの作品としてライブを提示できたらなとは思います。

今日、ある人と映画を観ることについて話してて。その人は好きな映画を何度も繰り返し観るみたいなんですが、私はとにかく色んな映画をたくさん観たくて。たくさんの映画を観る理由は「色んな映像が同時に脳内を駆け巡って行く中で繋がった時に世界と対話している気になるから。」って伝えたら「その対話って友達がいた感覚になるね。似た感覚の」って言ってて、それ本当に良い言葉っていうか。そういう感覚を探しているのかもしれないなーって思いました。何が言いたいかというと、観てくれた人が、また新しい解釈をして想像して欲しいんですよね。面白いところを見つけて欲しい。そこでまた新しい世界と繋がれる気がするから。





---現在の東京のシーンについてどう考えていますか。

とても難しいです。今自分が行きたいイベントがめちゃくちゃ増えてるというのは何かが起こってる証拠ではあると思うんですが、シーンはわからないです。そもそもLSTNGTはジャンル音楽やクラブミュージックとしても失格で何かに属せる感じが何も無い。だからシーンに加担できるとは到底思えないです。ただ、音楽が好きな人、お客さんはシーンを作れますよね。後からその人が語ればシーンの当事者になれますもんね。





---自身のブログで「自分の中の東京」の景色について書かれていましたね。改めて、「東京」とは自分の中でどういったものなのかを教えてください。

後から見返すと恥ずかしい文章ですね。酔っぱらって書いてますねこれ。あはは。





---これからの展望について。

今興味がある物事をその都度形にしていければいいなと思います。
あとは、屋外とかでライブしてみたいですね。





---最後にこの記事を見てくださった方にメッセージをお願いします。

Solitude SolutionsのオーナーのZINEのタイトル「Fire And Motion」ですね。
この言葉に尽きると思います。






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