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9/02/2018

Raul Altosaar - Liquefied Realities


ECCV 2018における「ファッション、アート、デザインのためのコンピューター・ヴィジョン」と題されたワークショップのためのドキュメンテーション。

今年の4月にも同じタイトルの動画を公開しており、こちらはスタンフォード大学のLAST Festivalおよびオンタリオ科学センターのTech Art Fairで披露されたプロジェクトということで。より人間的なバーチャルリアリティ環境を作り出すために、具現化された知覚に近づく新たなコンピュータビジョン技術を活用。 これらの環境は、リアルタイムのVR体験に変わり、深い相互作用と継続的な共同創造のための空間を創造。モデルとテクスチャは、Agisoft PhotoscanとMayaを使用し、 インタラクティブな体験は、HTC Vive用のUnreal Engine 4で組み立てられ、プログラミングされた。

7/08/2018

raul altosaar - tendrils_4


http://raul.earth/

私は隔週で土曜日に出勤することがあるのだけれども、先日の土曜日はここ数日の豪雨で交通網が麻痺したおかげで出勤出来ずにいる職員が非常に多く(福岡市側在住が9割を占めている為、尚更)、極少数派の北九州在住の人と辛うじて通勤することが出来た人ぐらいしかいなくて、職場全体の1〜2割ぐらいしか人員がいなかった。そんなときに限って土木・建築の仕事は多くなるし、とにかく人が足りなかった。外回りの予定はすべてキャンセルして事務所での電話番に努めた。管理職はほぼいないし旗振りできる人があまりにも少なかった。ただ、その日の夜、疲弊して帰宅した際の、人が街に全然出歩いてない感じ、あまりにも静かで強風と雨の音しか聞こえない感じがよかった。私は家賃補助の関係で安価に住むことのできる団地に住んでいるが、この団地の空き家率は非常に高く、窓から溢れる光の数が少ない。カーテンの向こうにある生活の気配がほとんどない。暗い。その環境の中で、そして部屋を真っ暗にして映像や音楽を掘るのが好きな私として、その日のYouTubeサーフィンと、30分程度の電話、母親からの身の安全を確かめるメールはいい時間だった。Raul Altosaarの「tendrils」シリーズの新作は1分程度のビル群を写した映像で、夕立なのか、遠雷の音も聞こえて来る。バルコニーの天井の上げ裏によって狭まった視界は逆に都市の大きさを強調するようで、なんの編集もない、確実に現代であるその景色はどこか未来のようだった。強風に揺れるアルミサッシのがたつきはしばらく止まらなかった。窓から見える向かいの棟の、明かりの点いていない部屋たちを横目に、しばし、Raulの映像群に浸っていた深夜だった。

9/11/2017

Raul Altosaar ~ Lawrence Heights Arts Centre


Raulの映像は基本的に360度を見渡す技術で撮影されただけで特別に際立ったものはないが、SIMでこの1年、フォーカスし続けている「何でもない美しさ」を理解している人物のひとりだということは間違いない。そういえばpoowがDJで何も起こらないホームビデオなどをサンプリングしていたらしいが、そちらは多少のスカムのフェティシズムがあるとはいえ、私が好きなYouTubeの映像作家群の感性に通じるものがあると思う。

1/12/2017

Raul Altosaar ~ institutional warfare #1 (come back to yourself)


iMovieで並べられる価値のない映像。叫ぶ男性の姿はそれがPOVだから見えない。通行人の怪訝な顔を気にすることもなく騒ぎ続ける彼はタチの悪い不良なのか、精神を病んだ人物なのか。Alex Greyが、黒人女性が護身用の電気ショック銃に撃たれる直前の音声をサンプリングしていたが、その悪趣味に覚えた生々しさはYouTubeが加速させていたように思う。不良、ヤクザ、キチガイ、喧嘩、汚れ、「警察24時」が人気である理由。車載カメラの映像がYouTubeで一大コンテンツになっているし。綺麗事を並べてもそれらを見てしまう心理は醜いのかどうか。と、いう問いかけを誰もいない講堂にてカメラを片手に行う男性。