Showing posts with label SIM REPORT. Show all posts
Showing posts with label SIM REPORT. Show all posts

10/11/2016

SIM REPORT: ZONE UNKNOWN V @ TROOPCAFE 2016-10-08

 

 自身の拠点である大阪、そして関西を中心に、日本を代表するDJとして精力的な活動を続ける行松陽介。その彼が主催するパーティーが「ZONE UNKNOWN」だ。今年の2月に開催されたShapednoiseの来日公演を皮切りに、Imaginary Forces、Kamixlo、Aïsha Deviと彼の情熱的かつ先鋭的なDJプレイと同じく、その都度時代を切り拓くアーティストを招聘し、音楽の新たな魅力を伝えてきた。今回は〈Mixpak〉から『PAGAN』をリリースし、ネオダンスホールを象徴するアーティストとして注目を集めるPalmistry、そしてN-prolenta、WWWINGSを輩出した〈PTP〉、〈Hyperdub〉からリリースし、着実にシーンへの影響力を高めるEndgameをゲストに神戸Troopcafeで5回目となる「ZONE UNKNOWN」が開催された。
 
 今回で一旦休止になってしまう「ZONE UNKNOWN」だが、Zodiak、satinko、ECIV_TAKIZUMIといった実力のあるDJがそれぞれ素晴らしいプレイを披露し、Palmistry、Endgame、行松陽介のプレイが会場の熱を高め、終わるには惜しい余熱を残した回となった。今回はご厚意でパーティの模様を撮影させていただいた。写真から今の関西シーンの孕む熱量と、彼らのDJプレイに興味を持っていただければ幸いだ。


















○ ZONE UNKNOWN V @ Troopcafe 2016-10-08

9/14/2016

SIM REPORT: BLACK EMPEROR @ CHIKA-IKKAI 2016-09-09

 独自の視点で音楽方面のみならずアート方面からも熱い支持を集める全国でも唯一無二ともいえるお店「ナイスショップスー」と、「ミネラル」の現スタッフであり、「治安がいい」等のイベントのオーガナイザーとしても注目を集めるSoujが企画した「BLACK EMPEROR」を取材した。

 当ブログ主宰のKenji YamamotoのMIXからスタートした本イベント。パッケージから伺えるようにゲームミュージックの要素が強く感じられながらも合間に入るブギーやアンビエントに+you等のエイリアスの要素が感じられ、独特の空気感のあるMIXになっていた。また、「Black Emperor」の名そのままにプロジェクターから流れるかつての暴走族を記録した映像もイベントの期待感を高めていた。


 その流れでやや緊張の面持ちでライブを始めたLe Makeup。だが、その表情とは裏腹にラップトップから発せられた音は〈NON〉や〈N.A.A.F.I〉に通ずる硬質なグライム。〈Wasabi Tapes〉からリリースされた作品からもそれは伺えたが、クラブでも十二分に存在感を示せるサウンドであり、その音をまだ19~20の青年が奏でていることもまた興味深かった。


 オーガナイザーでもあるSoujがDJをし(t.a.t.uのリミックスをかけたところが個人的にベストパート)、某アーティストの変名であるLADY MONDEGREENがDJ。実際の名義同様の解像度の高い音にメロウなメロディが心地よく、飄々とDJをこなす姿も印象的に映った。


 今回のメインアクトであるSamuelspaniel。彼特有の浮遊感のあるウワモノがここまでの流れと合っており、爆発的な盛り上がりはなかったがじわじわと熱量を上げていく、説得力のある音を鳴らしていた。


 Samuelが終わるとディナミとYASUEのDJ。始発の時間が刻々と迫り、段々人が減っていくなかディナミのはちゃめちゃなDJとマイクを使ったカラオケパフォーマンス、スー含めその辺にいる人を誰彼かまわず巻き込む即興性はカトーマサカー関西篇として行われた「兄貴と嫁」を思い出す、というか、その再来。ディナミの前か後か記憶があやふやなのだが、YASUEがDJに徹しているということもディナミと対称的で良く、Soujとスーと合同で企画したということの強みがこの時間にあった。


 最後はナイスショップスーとSoujのB2Bで〆。Samuelまでのクラブ然とした音とディナミ以降の緩い感じとのコントラストが一般的なクラブイベントには無く独特の間口の広さがあった。またKenji Yamamoto、Le Makeupの音が実際にクラブで聴けたということも一つ重要なポイントだと思う。今後ともナイスショップスー、Souj、それぞれイベントを企画していくと思われるので、チャンスがあれば是非この独特の雰囲気を直接感じとっていただきたい。最後にイベントの取材を快く引き受けてくださったナイスショップスー、Soujにこの場を借りて感謝の言葉を述べたい。