1/30/2017
shintaro matsuo ~ 0:56
彼が何歳なのかだとか、どういった仕事をしているのかだとか、普段は何をしているのかを尋ねたことはなく、Wasabi Tapesからリリースしてほしい一心で取ったコンタクト以外は彼との交流は無いのだが。彼はシャイでなかなか表に出て来ないし、その奥ゆかしい佇まいが何よりも彼の音楽に見事に作用しており、やはり、この手の作家が饒舌だと萎えてしまう自分としてはshintaro matsuoはとにかく信頼が出来る。
さて、彼が開始したYouTubeのチャンネルより、昨年、Onmyodo Cassetteよりリリースされた、65組収録の巨大なコンピレーション・アルバム『World's Ambient』の収録曲の映像が公開。何も足さないことが最適解。
https://onmyodocassette.bandcamp.com/album/worlds-ambient
そして、今年、Wasabi Tapesから彼の作品が再び。NIKKEIからの流れとしてこれ以上無い選択だろう。
1/29/2017
Playdead's new concept art
2016年は『INSIDE』がとにかく素晴らしかった。さて、そのデベロッパーであるPlaydeadから新作のコンセプト・アートが公開された。『LIMBO』から『INSIDE』までに5年のスパンが設けられたことを考慮すると、この相変わらずミステリアスな新しい世界が体験できるのは随分先の話かもしれない。ファウンダーであるArnt Jensonと共に同スタジオの共同設立者としてCEOを務めてきたDino Pattiが自身の新たな挑戦のためにPlaydeadを退社したと報告したことが懸念事項としてあるが、まずは祝福をしたい。
Thanks for your warm reception of INSIDE. Since release, Playdead founder Arnt Jensen and the team have been working on the next adventure. pic.twitter.com/RfejnH39mR— Playdead (@Playdead) 2017年1月20日
el kid / sam kidel ~ Windows 95 Ambient
『Disruptive Muzak』で覗かせた興味が今年も継続しているのではないかと期待してしまう作品がひとつ。Alex GreyがD/P/Iとしての自分に終止符を打ち、YouTubeでのミュージック・コンクレートから距離を取った2016年、Sam Kidelはもう少しその批評を続けてくれそう。”Far Side Virtual”から切り開かれたこの数年のリアリティーを見つめて。それにしても世界で最も人の耳に届いた音楽のひとつがOSの起動音であるという事実。
Windows 95 Ambient: https://t.co/IQHh7yRfkH pic.twitter.com/EcdE0qYFp5— el kid / sam kidel (@samkidel) 2017年1月20日
1/22/2017
SIM RADIO #4 JAN 25 10PM JST /w Kenji Yamamoto, La_Reprise
https://www.youtube.com/channel/UCG3zFgfI2og-9exm1U5W6dg
Tracklist:
Kiki Gyan - Loving You
Duerme Duerme - Faint
Quiltland - Dille
seaketa - imium
Raul Altosaar - institutional warfare 1 (come back to yourself)
Arnau Sala Saez - Vint-i-dos mostres en noranta-nou segons
NIKKEI - Seasonal affective disorder and the Romanian stock market
Sean McCann - String Quartet With Ski Response
Rat Fantasy - Butterfly
The xx - On Hold
Kenji Yamamoto - 明るい未来
Throbbing Gristle - Hot On The Heels Of Love
1/18/2017
dj yes ~ met eireann (bootleg) [2014]
HDDを遡ったら、初めて曲を作ったのが2014年の春だった。その頃はdj crowleyという名前で(恥)、元々のリスナーとしての遍歴がノイズだったりしたものだから、ヴェイパーウェイヴの免罪符を手にLAFMS界隈のようなコラージュを作っていた。ジョン・ケージの音源をスクリューし、そこに名古屋のヤクザが男性を拉致する瞬間の女性の叫び声とかを重ねたりとなかなかに糞なものを作っていたと思う。そこからポップ・ミュージックに近づくdjwwwwなどにスタイルが固まっていくのだけれども、その前段階に幾つかのジュークを作っていて、3年近く振りに聴いてみたら思いの外、ピュアで良かった。いや、後ろの素晴らしすぎるアンビエントはMeadowlandsの傑作なのだが。
1/16/2017
dj yes ~ mess
建築の仕事は辛い。作業着を着て現場に繰り出す毎日の上流にはカレンダー通りに休日を過ごすスーツ姿のオシャレな連中がいる。「建築」をオシャレなものとしか思っていない連中はイラつく。帰りはいつも遅いし、休みは少ないし、しわ寄せがキツい。深夜を塗っていくクラブが好きではない理由に睡眠の不足がある。夜は寝たいし、寝ないと身体がもたない。しかし、その疲労が心地がいい瞬間がある。建築の魅力はそこでもある。マゾなのかと言うとそうではない。夜が更け短針が12時に近づいていくとき、事務所にて数人で愚痴を言いながら事務処理をこなす空間の、妙な、アレ。いや、だとしても辛いのは辛いのだけれども。田舎の夜は静かだし色気もない。ツイッターのアプリを立ち上げて、別の窓でインスタグラムをスクロールしながら適当にfavを送りながら無言で帰路を行けば、小高い丘の上にある団地が見えてくる。職場と団地の間にある文化って何だ?文化はどこにある?
1/15/2017
James Johnson ~ to warm the fragile / i am here with you / i am here for you (too)
'come as you are'' is a piece of video art curated for my year 2 Theatre Arts play by Howard Barker 'The Necessity for Prostitution in Advanced Societies' to where it takes the habitual movements or particular areas of one's body and its application to a surreal contextualized basis.
1分にも満たない映像に指先がなぞる官能性と愛の美しさが留まっている。そして、この世界を覗いているのは世界にあなたしかいない。これらの関係性を尊いものだと私は信じているし、静かな環境が今は何より心地がいい。
1/12/2017
Raul Altosaar ~ institutional warfare #1 (come back to yourself)
iMovieで並べられる価値のない映像。叫ぶ男性の姿はそれがPOVだから見えない。通行人の怪訝な顔を気にすることもなく騒ぎ続ける彼はタチの悪い不良なのか、精神を病んだ人物なのか。Alex Greyが、黒人女性が護身用の電気ショック銃に撃たれる直前の音声をサンプリングしていたが、その悪趣味に覚えた生々しさはYouTubeが加速させていたように思う。不良、ヤクザ、キチガイ、喧嘩、汚れ、「警察24時」が人気である理由。車載カメラの映像がYouTubeで一大コンテンツになっているし。綺麗事を並べてもそれらを見てしまう心理は醜いのかどうか。と、いう問いかけを誰もいない講堂にてカメラを片手に行う男性。
1/05/2017
1/01/2017
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