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3/16/2018

『大ひかりのエクスプロージョン』2018.04.07(Sat) @ 岡崎城二の丸能楽堂 に出演します


4月7日(土)・16:00開演 20:00閉演・投げ銭制で、愛知県は岡崎市の「岡崎城二の丸能楽堂」にて開催される『大ひかりのエクスプロージョン』に出演します。昨年の『インフラ INFRA 2017』より数えて人生2度目のライブとなります。皆様のお越しをお待ちしております。また、当日は現地にてdJ Gaga Slime & MC Pure Photoshop Coreのデビュー作品『Golden Slime Core Mixtape』を限定部数、配布予定です。収録曲「Air Force Nuclear」をYouTubeにて公開中です。




***


2018 April 7 (Sat) 16:00-

"大ひかりのエクスプロージョン"
(dai-hikari-no-explosion)

@ 岡崎城二ノ丸能楽堂 https://goo.gl/dJ52pJ


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7/23/2017

ナイスショップスーに行きました。



17時にJR天馬駅にて。自分の服装を相手に伝え、声を掛けてもらうのを改札付近で待っていた。想像以上に背の大きかった笹島さんとナイスショップスーのある孔雀ハウスへと向かった。SNSでの付き合いを人生の出会いに勘定するかは別として、彼と私は初対面ではあるけれども、違和感もなくスッと話すことが出来たのは「好きなもの」「信じているもの」という何よりも人と人を繋ぐ媒介がそこにあったからで、なんとも言えない感動があった。SNSを経由して知り合った人と会うのが、私にとってはこれが人生で初めてだった。孤独な青春を送ってきた、が、SNSでの輪を広げたいのではなく、目を見ながら、直接話すことの出来る、純粋な「友人」がそこに欲しかった。孔雀ハウスはまるで漫画の世界に出てくるような古い木造の集合住宅だった。ここにアートショップがあるとは思えなかった。私が玄関についたとき、ひとりの老人が1階の共用スペースにて朱に染まっていく大阪の街の空気を肌に感じつつチルアウトしていた。軋む階段を上っていったその先、物置小屋のような白い扉があって、「ここです」、と。嘘だろうと思ったところに本当にナイスショップスーがあった。家賃は3万円ほど、電気・水道はある、トイレは共用、お風呂は近くの銭湯を利用しているそうだ。壁に並ぶ無数のカセット、レコード、CD、ZINE etc。お店でありながら彼の根城だった。布団があった。「ゆっくりしていってください」。冷蔵庫から取り出した缶ビールをふたつほど机に置き、向かいの椅子に腰をかける。自然と会話が始まった。大阪のこと、東京のこと、山口のこと。日々の生活のこと、インターネットのこと、音楽のこと、アートのこと。すべての話題が滑らかに繋がっていた。時折訪れる沈黙の向こうで近くを走る電車が放つ騒音もここでは心地がよかった。そうか、私はここに来たかったんだ。現実にて口にすることがなかったミュージシャンやアーティストの名前を目の前にいる相手が聞き返してくることなくレスポンスする、この瞬間が、ずっと私は欲しかったんだ、と。数時間があっという間だった。途中で帰宅してきた笹島さんの彼女と3人でたこ焼きとカレーを食べた。なんでもない自家製のたこ焼きとレトルトのルーを鍋で温め具材を足したカレーだった。美味しかった。笹島さんに1万円を渡し、1万円分のおすすめの作品を買わせてくださいとお願いした。彼が嬉しそうな笑顔を浮かべながら「これがいい」「これもいい」「これ知ってますか」「これもついでに」と手渡してきた”1万円分”はどう考えてもその量を超えていた気がする。時刻は10時ごろ。この場所に行こうと思ったときに気軽に行くことができる生活。とにかく羨ましかった。「さようなら」「また、会いましょう」。8月、東京で人生で初めてライブをする。その2歩目として、秋か冬に大阪で再会することを約束した。「天馬駅まで送ります」。街はすっかりと暗くなっていた。赤提灯が美しく光る、下町の風情が漂う天馬を背景に、改札口にて彼とその彼女に手を振った。ひとり電車に揺られ、無性に寂しくなったが、白いビニール袋に詰め込まれた”1万円分”がそれを紛らわせてくれた。必ず、また、会いましょう。

5/30/2017

SIM RADIO #7 JUN 4 10PM JST /w ささじま, Kenji Yamamoto, La Reprise





  1. ISUZU ʸⁿʸˢ - clicks 
  2. Jonathan Scherk - 1 
  3. kenji yamamoto ~ raul altosaar - i may not be ready 2 shit out a liquid diamond and share it but i can try (clannad edit) 
  4. Hugo Maillard - essai synthé avec assistante 
  5. me-and - Les Larmes Toucheront 
  6. indoorpet - Kabuki máscara 
  7. sunmoonstar - Butterfly Weed 
  8. Glassine - Day 1 (buy it on bandcamp - all proceeds go to the planned parenthood in baltimore) 
  9. ARRP - Sextet at Loop-Line 
  10. Kenji Yamamoto - 愛の響き 
  11. Osamu Murata - 桜花風舞

11/24/2016

'MY WAY' by 星川あさこ

'MY WAY' by 星川あさこ

ナイスショップスーが主催するレーベル「Very Gois」。アートや音楽の可能性を追求する店舗同様、これまでもコンピレーションを通じ、音の多様なあり方を提示してきた彼らだが、その彼らが次にリリースしたのは一見音楽とは縁遠くさえ見える、岐阜在住のアーティスト、星川あさこの祖父の遺品であった。



「MY WAY」と名付けられたそのカセットはその名の通り、ジャズのスタンダードナンバーである「My Way」を集めたものだ。持ち主が亡くなった今となっては何故「My Way」をこれだけ集めていたのか、我々が知ることはできない。しかし、ジャズのスタンダードナンバーに耳を傾けながら、リスナーはその分からないはずの「何故」やこのカセットが歩んだ歴史についても耳を傾けることになる。

元の歌い手であるFrank Sinatraの歌唱とともに被さるヒスノイズの「音色」。録音時間や開始場所もバラバラな「My Way」のバリエーション。合間に入り込む自然音や足音、拍手、人の声。B面に収録されたVikki Carr。そして、再び繰り返される「My Way」から突如始まるアイヌ語講座。時期も時間も音もバラバラなこれらが「My Way」を手掛かりにして一つのまとまりとして成立したのはひとえに祖父の思考の流れをそこに感じることができるからだろう。

 いま船出が 近づくこの時に ふとたたずみ 私は振り返る 遠く旅して 歩いた若い日よ すべて心の決めたままに 愛と涙と ほほえみに溢れ いま思えば 楽しい思い出を 君に告げよう 迷わずに行くことを 君の心の決めたままに 私には愛する歌があるから 信じたこの道を 私は行くだけ すべては心の決めたままに 愛と涙と ほほえみに溢れ いま思えば 楽しい思い出を 君に告げよう 迷わずに行くことを 君の心の決めたままに 私には愛する歌があるから 信じたこの道を 私は行くだけ すべては心の決めたままに

こう、夭折したジャズシンガーである中島淳が訳した「My Way」の歌詞は、ある人が人生の終わりを迎えた時を想像しながら、この人生は決して間違っていないと自身や聴き手を肯定する美しい歌詞である。そして、この遺されたカセットを聴く我々もまた、彼女の祖父やこのカセットの音色が自分に届いた時間の厚みに思いを馳せながら、きっとこの人生を肯定できるような温もりをそこに感じるはずなのだ。



9/14/2016

SIM REPORT: BLACK EMPEROR @ CHIKA-IKKAI 2016-09-09

 独自の視点で音楽方面のみならずアート方面からも熱い支持を集める全国でも唯一無二ともいえるお店「ナイスショップスー」と、「ミネラル」の現スタッフであり、「治安がいい」等のイベントのオーガナイザーとしても注目を集めるSoujが企画した「BLACK EMPEROR」を取材した。

 当ブログ主宰のKenji YamamotoのMIXからスタートした本イベント。パッケージから伺えるようにゲームミュージックの要素が強く感じられながらも合間に入るブギーやアンビエントに+you等のエイリアスの要素が感じられ、独特の空気感のあるMIXになっていた。また、「Black Emperor」の名そのままにプロジェクターから流れるかつての暴走族を記録した映像もイベントの期待感を高めていた。


 その流れでやや緊張の面持ちでライブを始めたLe Makeup。だが、その表情とは裏腹にラップトップから発せられた音は〈NON〉や〈N.A.A.F.I〉に通ずる硬質なグライム。〈Wasabi Tapes〉からリリースされた作品からもそれは伺えたが、クラブでも十二分に存在感を示せるサウンドであり、その音をまだ19~20の青年が奏でていることもまた興味深かった。


 オーガナイザーでもあるSoujがDJをし(t.a.t.uのリミックスをかけたところが個人的にベストパート)、某アーティストの変名であるLADY MONDEGREENがDJ。実際の名義同様の解像度の高い音にメロウなメロディが心地よく、飄々とDJをこなす姿も印象的に映った。


 今回のメインアクトであるSamuelspaniel。彼特有の浮遊感のあるウワモノがここまでの流れと合っており、爆発的な盛り上がりはなかったがじわじわと熱量を上げていく、説得力のある音を鳴らしていた。


 Samuelが終わるとディナミとYASUEのDJ。始発の時間が刻々と迫り、段々人が減っていくなかディナミのはちゃめちゃなDJとマイクを使ったカラオケパフォーマンス、スー含めその辺にいる人を誰彼かまわず巻き込む即興性はカトーマサカー関西篇として行われた「兄貴と嫁」を思い出す、というか、その再来。ディナミの前か後か記憶があやふやなのだが、YASUEがDJに徹しているということもディナミと対称的で良く、Soujとスーと合同で企画したということの強みがこの時間にあった。


 最後はナイスショップスーとSoujのB2Bで〆。Samuelまでのクラブ然とした音とディナミ以降の緩い感じとのコントラストが一般的なクラブイベントには無く独特の間口の広さがあった。またKenji Yamamoto、Le Makeupの音が実際にクラブで聴けたということも一つ重要なポイントだと思う。今後ともナイスショップスー、Souj、それぞれイベントを企画していくと思われるので、チャンスがあれば是非この独特の雰囲気を直接感じとっていただきたい。最後にイベントの取材を快く引き受けてくださったナイスショップスー、Soujにこの場を借りて感謝の言葉を述べたい。


9/01/2016

SIM LETTER from NICE SHOP SU: Various Artists ~ Very Gois #02


 オンライン以降、無限といってもいいほどたくさんの表現があふれていて、それを追うことだけでかなり疲れるし、その中から自分が本当に好きなものを見つけることは困難で果てしない。自分たちの知らないこと・わからないものごとがあまりにも多すぎる。  だけど、インターネットのいいところは国境を超えて気軽に世界中の人たちとメッセージを送りあえるところだと思うし、(この記事を読んでいる多くの方はきっとそれに気づいていると思うのですが、)海外の人たちにはその感覚が浸透していて、たとえば私たちがすごいと思った方たちに「Your works is very nice! I'd love to know more about you<3 and I want to make a compilation album. if possible, Please do join you :) 」みたいなGoogle翻訳を使った簡易なメッセージを送ってみたらほとんどの方から新しい楽曲を快く提供いただけたし、こうやって作品としてまとめることもできました。 あと、なぜか知らない方からメッセージがたくさん届くようにもなって、これはあの人の別名義なのかとか、この人とこの人は友達でこの人と知り合いでという具合にとにかくどんどん繋がる。  それでもそれはほんの一部でしかなくて、網羅なんて到底できないほどの創作物が存在していて、似たテイストのものごとをまとめて名前を付けたり、既存の価値観に当てはめたり、日々更新されていく。


 もちろんいつの時代にも未知なる美しい物事はたくさんあったんだろうけど、これほどまでにアーティストや自称アーティスト、そうとも名乗らず個々が自由に創作を発表できる時代はなかったはず。 その中から何が優れているかを自分だけで判断するのはとても難しい。だけど、確実に自分たちが感動する美しい物事はたくさんあって、その基準を言葉にするのは難しいけど、なんとなく感じるのは自分が今までに聞いたこと・見たことがあるかどうかな気がしていている。知らないものを知りたい。その人にしかできないオリジナルな表現に一番感動する気がする。  そんな興味だけを(といってももちろんその界隈では注目されているアーティストの作品も多く収録しているのですが)詰め込んだマイクロSDカード型コンピレーションアルバムがVery Gois #02です。 2016年7月10日に発売を開始し、8月末より全国流通をスタートすることになりましたこのタイミングでSIM様にセルフレビューを掲載いただけることになりました。  といっても結局何が収録されているかまともに説明できていないお粗末な文章なのですが、きっと何か始めたら絶対楽しいって確信できると思います。 Tracklist:
1. Live Set Preview - XYZ
2. floss (dr. dre is an idiot) - b o y m o o n
3. sink - H TAKAHASHI
4. yma0203 - yea
5. 2500 Spite House - Sean Seaton
6. Field Scan - Matthew P. Hopkins
7. nakahechi - standard grey
8. minuet du - G.S. Sultan
9. 009 - xPhone tweeted hatena
10. rib teacher - /f
11. 0704 - network glass
12. Untitled track - Eric Frye
13. Cam Ranh - Christian Mirande
14. seaclet track - no artists