8/13/2018

中山琳太郎 - 19:37 - 2018年7月19日 etc.

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都内の美術学校で勉学に励む(現在は卒業制作に勤しんでいるとのこと)、最近知った2000年生まれ(!)のティーンエイジャーな彼。紫綬褒章や旭日章も受賞している、日本を代表するグラフィティー・デザイナーである宇野亜喜良の絵本が幼少期より好きだったそうで、他にも昨年その生涯を閉じた映像作家の松本俊夫などにもハマっているという。しかし、彼がインスピレーションを受けるのは専ら音楽が多いらしい。特に彼が好んでいるのが80年代のポストパンクや昭和時代の音楽だ。
先日、彼が燃えるガラケーの画像と共に無言でツイートしたYouTubeのプレイリスト群は「リスト0」「リスト1」「リスト2」「リスト3」といった具合に名付けられ、そこに並べられし楽曲に「2018年」は見当たらない。モノクロな低画質のヴィデオが大量に並ぶ。
バンドがティーンの間では流行っていないらしい。そんな言葉も数年前からいろいろな場所から聞いていたっけ。しかし、18歳の彼がのめり込んでいるのはまさにそのカルチャーで、この圧倒的な黒・黒・黒な世界はどうも誰よりも「2018年」なムードからは逸脱しているように思えて仕方がない。簡潔に言えばかっこいいのである。私自身、彼と同じ年齢のころに同じようにポストパンクにどっぷりと浸かっていたので共感のバイアスが掛かっているのかもしれないけれど、そして自分の観測範囲の問題なだけだろうけれど、ここ数年、こういうティーンに出会っていなかったなと。そして、それがミュージシャンでない彼だというのも良かった。彼が気ままTwitterにアップロードするイラストはどれも不思議な暗さがあって、彼が好むサブカルチャーと直結するのが彼の人となりも透けて見えてよい。時折、口が悪いのも若者らしくて好きだな。