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"Celofani" by Levan Shanidze [Blue Yogurt, 2018] |
TheLancetedの映像を幾つかSimでも取り上げたこともあるスペインのLevan Shanidzeのアルバム「Celofani」が、2015年にAna Jikiaらを招聘したVAを発表したきりで音沙汰のなかったジョージアのレーベルBlue Yogurtより突如リリースされた。エディットにChushiが2曲ほど参加。Chushi❤︎
jjjacobだとかが出てきてここ数年に起きたエピックコラージュの感性を通過したことを前提にトランスを飲み込んだ次世代の活動が勃興している感覚があるのだけど、彼の本作もそれを共有しているかな。”エクスペリメンタル・クラブ”、”ポスト・クラブ”が完全に死語になった2019年として、彼はそこまで行き過ぎない(例えば「Didi ambavi」〜「Private grammar」は抜群のニューエイジ、「Botulinum toxic」は映画サントラのようだ)バランスで、かといってクラブで映えないかというとそうでもなく。ビート〜アンビエント〜ミュージック・コンクレートを溶かすChushiをエディットに迎える交友関係もまた独特で、どこにも寄り過ぎないところがよい。