鏡の破片が漂う海に浮かびながら、それに映る過去の自分を見たり、破片が体に刺さるようで苦しかった。向こう岸に降り注ぐ太陽に気づいているのに、泳いで行けなかった。今年は越境していきたい。古い習慣や身体に絡みついた悪い記憶を解いて。https://t.co/ca6HIObTq9
— ALMA (@holyangel_gal) June 4, 2019
ALMA。彼女はいつでも美しいですね。数年前に彼女のことを初めて知ったとき、衝撃が走ったのをいまでも覚えている。すぐにインタビューさせてほしいと依頼した(あのときの情熱をもう一度呼び起こしたい。話を聞いてみたい人がたくさんいるんだ)。音がかっこいい人だとかは探せば見つかりやすい。ただ(度々この言葉で形容しているけれど)「佇まい」までもがとなると本当に難しいと思う。そこで、彼女はというと、すごく思慮深いことが伝わってくるし、自分自身を表現するにあたって、価値観や美学、哲学について共感する友人らも巻き込みながら、「彼女とその周辺(*モブという意味でなく並列)」でトータルに、集合の美のようなものも提示しており、先のインタビューで彼女は特別に影響を受けているわけではないと明かしていたが、やはり私としてはDiscwomanのような活動と同じ強度を感じ取り、いまの日本において貴重な存在だなと再認識する。そういった社会性もありながら、現代社会を生きていく上での苦しみとそこに対峙する一人の若者の主観、パーソナリティもしっかりとあって、とにかく強い。本当にかっこいい。彼女のような存在が正当に評価されるシーンであってほしい。この曲は去年作ったけど、嫌気が差してデータを消しちゃった。だから残ってるのはレンダリングされたこのデモだけ。私は話すことが苦手で、音の記録が自分の言葉となっているから、ちゃんと残しておくことも大事だなと思った。
— ALMA (@holyangel_gal) June 4, 2019