プロデュース・作詞・アートワーク等をRina Choが、ビートをNozomu Matsumotoが、ハープをSayu Vienneが担当したシングル「🛋🛋」がLynnよりリリースされた。(Sayu Vienneって誰?)前・中・後にぶつ切りされたようなフリーフォームな展開で鍵盤、クラシック音楽、映画からサンプリングした?効果音、ノイズがコラージュされ、そこに若干舌足らずなRina Choの拙い英語が載る。この感覚はなんだろうと考えていたら思い浮かんだのはRocket or Chiritori。エクスペリメンタルだけど気取ってないし、だからといってインディー・ポップと呼べるほど整然としていないし、そのどれにも成りきってない音がローファイを通して、それは音質なのかこの荒削りな仕上がりを指すのかは置いといて、”宅録”の言葉、いまどき自宅で録音するミュージシャンなんて珍しくないがその言葉が持つ魅力がとにかく詰まった一曲だと思う。ビートを担当しているのが彼氏であるNozomu Matsumotoであるという点も良い。柴原聡子が1997年にリリースした「Tokyo Young Winner」から20年。Rina Choがそれを知っているかは別として、彼女のそんな作品を2018年に期待したい。さて、どうだろうか。
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