1/31/2018

i want to do everything



Video by Theodore Cale Schafer
The song is "Connecticut" by mdo

セオドア

1/19/2018

SIM LETTER from woopheadclrms: $ega & The Rainbow Streets ~ 想いで100景

'想いで100景' by $ega & The Rainbow Streets (Noumenal Loom/2017)

 スーさんにこのアルバムのレビューをしかもsimに書いて欲しいと頼まれ、筆を手に取るまで多くの時間がかかった。それほどにこのアルバムには多くが包まれ、繊細で、絶妙な感覚で存在している。
 生活の中から出てくる音楽というのは素晴らしい。生活音をトリミングしたということではなく、過ごしている生活を培い育ててきた感覚でろ過させ、作品に落としこむということだ。その感覚が、どんどんと大切になっていくだろうし、訪れ続ける様々な氾濫から身を守る数少ない術である。また、表現の楽しさを作り手が一番享受できる手法とも言える。
 このアルバムにはそんな楽しさが詰まっている。バリエーション豊かなバンドサウンドであるにもかかわらず、常に一人の人間の生活がにじみ出ている。すべての曲から、作り手の過ごした時間、空気、そして想い出が伝わってくる。どんな音を使っているかだとか、ビートがどうだとか、何のサンプリングだとか、このアルバムを語る上でほぼ必要のない話だということは、アルバムを通して聞いた時の自分の感覚と素直に向き合えば、すぐわかるはずだ。そういうと、レビューが難しくなっちゃうけど。でもそう。
 彼は、サンプリングを主として曲を作る。でもその範囲が音に限らなくなっていることは周知の通りだ。彼の作品は毎回「サンプリング」というものの在り方を広げ変え続けている。先述の「生活」というものもその範囲に含まれ大いに機能しているのは、このアルバムが証明している。
 このアルバムはもはや、「振る舞い方」に近い。それが素晴らしい人は好きだ。先日に共演させて貰ったジェフウィッチャーはその良い例で、彼が名刺のように己の作ったアルバムを渡してきた時には、今の彼のやっていることと併せて本当に美しいと思った。作ったものが自分の体のような、そんなしなやかさがあった。この作品もそう。
 僕は彼を「音楽家」だとずっと思い続けている、そして尊敬している。言葉、映像、そしてもちろん音も。いろんな「表現」が重なり合ってその言葉の次元に足を踏み入れられるし、日本の若い人でやっている人は本当に少ない。この豊かで尊い言葉を目指すことは、すごく大変かもしれないけど、絶対に楽しいし、価値があると思う。
 2017年にこのアルバムが生み落とされて本当によかった。これからそれを見つける人もみんな似たような思いをすることであろう。環状線グルーヴがきこえる。
 


https://noumenalloom.bandcamp.com/album/ega-the-rainbow-streets-100

girl ~ not yet arrived

girl

女の子
Kanagawa Prefecture, Japan | 神奈川県、日本
I have not yet announced | 私はまだ公表されていません

not yet arrived | まだ到着していない

 my unpublished song | 私の未発表の歌
 

 coming soon......




https://daughter.bandcamp.com/album/not-yet-arrived

1/14/2018

KeitaroTamura (@KeitaroTamura) 22:10 - 2018年1月12日

Le Makeup ~ Years



第四回ひかりのエクスプロジョンが終わって岡崎から大阪へ帰る車の中、伊勢湾岸道から太平洋を眺めながら井入君が「海の向こうに国があるってすごくないですか」って言ってたんだけど、その言葉に井入君のすべてが表れてる気がしてめちゃくちゃ感動した。
嘘みたいな話だけど、地球の内からは水とかマグマが湧き出ていて、見えない向こうにも世界があって、空の上には宇宙があって、全部は繋がってる。すごいよね。

去年の2月のFalusで、2017年は暖かい音が来るって言ってたル・メイキャップこと井入君の去年の大活躍はご存知の方も多いと思いますので省略します。
で、2018年一発目のライブ、どうしても我慢できないくらいかっこいい曲があって、申し訳ない気持ちを押し殺してライブ中にこれ何の曲?って聞いてみたら、「一番新しい曲です」だってさ。それがこれ。
きっと井入君が一番よく知ってると思うけど、ただこのまま自分の信じる道をまっすぐ進んいけばいい。それが一番難しいのかもしれないけどね。でも、やるべきことはそれだけだよ。素直に。正直に。



告知:2月2日に私が新しく始めたスペース「ペフ」で井入君といろんなピクルスを作る会をします。

井入君曰く、作ったことないけど今年の夏はピクルスが来る!とのこと。
夏を前にみんなで簡単ピクルス作りにチャレンジしてみませんか。

開始時刻は17時頃を予定しています。参加は自由料金制。
瓶・お酢などはこちらで準備いたします。ピクルスにしたい食材をご持参のうえ、ぜひお気軽にご来館ください。



https://lemakup.tumblr.com/

1/09/2018

woopheadclrms ~ hi, me

2016年にfri珍さんと知り合って、愛知県岡崎市のイベントスペース「ひかりのラウンジ」で「ひかりのエクスプロージョン」ってイベントを企画させてもらうようになり、2017年は3回岡崎に行った。

一回諸事情あって欠席しちゃったんだけど、初回はお客さん5人くらい?、そこから少しずつだけど着実に集客を増やして、先日開催した第4回で初の10人越え。まだまだfri珍さんは赤字だろうけど、ネット上のつながりは着実に広がっている気がする。これからは愛知でどう認知させていくかが課題です。

正直、愛知の中心から離れた岡崎という街で、カルチャースペースを運営することなんてほぼ不可能だと思う。まず若者がいないし、若者に限らず人が少ない。そんなところでこんな尖ったイベントばかり続けるfri珍さんと、どうにか協力したい俺にとって、一番でかい存在はウープなのかもしれないな。

エクスプロージョンの初回に初めて会ったウープとfri珍さんは完全に意気投合して、いまじゃほんとに親子みたいで、こないだみんなで飲んでるとき、「今年はひかりのラウンジにそそぐ」ってあんなに熱くなったウープ見たらもう、、泣きそうになったよ。ウープはほんとにいいやつ。最高だ。

この動画は、先日開催した 「第四回ひかりのエクスプロージョン」のためにウープが作ってくれた動画です。
最近のウープのツイート見てて、たぶんなんかやってくれると思って、VJやってみない?って誘ったらちょうどやりたいって思ってたみたいで、2時間でサッと作ったらしい。

ウープとはいつもケンジ君の話になるんだけど、俺たちはケンジ君みたいに自分の生活をそのままに表現したものだけを見たいと思ってる。
想いで100景は、そんな普遍性を持った名作だと思うし、やっぱりケンジ君が日本で一番かっこいいっていつもながらにまた感動しました。

先日の打ち上げで、「俺は音楽家になりたい」って強く語ったウープの無音の映像は、無音でもちゃんと音楽だし、ケンジ君にも負けないくらいにありのままの表現だと思う。
もしかしたら今年のウープは去年に比べたら評価は低いかもしれないけど、ケンジ君の想いで100景みたいに、数年後に振り返った時その価値がわかるようなとんでもないことをやってくれる気がする。

 

ひかりのラウンジとナイスショップスーの共催イベント「ひかりのエクスプロージョン」

次回は4月7日(土)岡崎城の能楽堂で、第五回スペシャル公演を開催します。


ぜひ遠方からでもこの日のために来てほしい。特にSim読んでる方は絶対。
fri珍さんとウープと俺が、今やりたいことを全力でやります。





Y.Ohashi ~ Verwandlung

去年、H. TakahashiさんとY.Ohashiさんのコンサートを見に行った後、遊びに来ていたShintaro Matsuoさんと大橋君と一緒に品川駅まで歩いて帰った。
大橋君の好きな童謡の話とか、パフォーマンスに使ったサイコロの話とか、(もちろんケンジ君の話も。)たわいもない話をしながら途中高層ビルの中を寄り道したりゆっくり歩いた。
正直、何の話をしたんだかちゃんとは覚えていないんだけど、食肉市場の前からトラックの中にいる牛をみんなで眺めたこととか、寄り道したビルの遊歩道から見えた庭園とか、素敵な瞬間は一生忘れないと思う。

余談だけど、大橋君と松尾さんはそれから時々一緒に図書館に行くらしい。
特に話をするわけでもなく、二人並んで本を読むんだって。俺も加わりたいけど、なんかいっぱい話しちゃいそうだからやめたほうがいいかな笑



1/03/2018

DJ Epcot Center



DJ Epcot Center is a DJ working on 
"Experimental Prototype Community of Tomorrow"

1/02/2018

Rina Cho ~ 🛋🛋


プロデュース・作詞・アートワーク等をRina Choが、ビートをNozomu Matsumotoが、ハープをSayu Vienneが担当したシングル「🛋🛋」がLynnよりリリースされた。(Sayu Vienneって誰?)前・中・後にぶつ切りされたようなフリーフォームな展開で鍵盤、クラシック音楽、映画からサンプリングした?効果音、ノイズがコラージュされ、そこに若干舌足らずなRina Choの拙い英語が載る。この感覚はなんだろうと考えていたら思い浮かんだのはRocket or Chiritori。エクスペリメンタルだけど気取ってないし、だからといってインディー・ポップと呼べるほど整然としていないし、そのどれにも成りきってない音がローファイを通して、それは音質なのかこの荒削りな仕上がりを指すのかは置いといて、”宅録”の言葉、いまどき自宅で録音するミュージシャンなんて珍しくないがその言葉が持つ魅力がとにかく詰まった一曲だと思う。ビートを担当しているのが彼氏であるNozomu Matsumotoであるという点も良い。柴原聡子が1997年にリリースした「Tokyo Young Winner」から20年。Rina Choがそれを知っているかは別として、彼女のそんな作品を2018年に期待したい。さて、どうだろうか。



***







ᕦ(ò_óˇ)ᕤ ~ Input


拾う事の出来る情報をすべて鵜呑みにするのならば14歳のロシアの少年Nikolay Kozlovによるプロジェクトᕦ(ò_óˇ)ᕤが公開している唯一の楽曲「Input」は思春期であろうその年齢からは想像ができないほどに落ち着きを払っている。アンビエントやニューエイジが氾濫するなかであまりにも王道だし全く新しくないが、彼が「Input」の10分でゆっくりと描写していく飛行機から眺めるほんの少し丸みを帯びた地平線は美しいとしか言いようがない。ロシアン・アンビエント/ドローンの現行といえばx.y.r.などの名前が浮かぶが、それほどの”作家”然とした佇まいがあるかというと疑問が浮かぶし、前述の通りに楽曲としての落ち着きはあるがどこか”やってみました”的な軽薄さ、というより素直に”軽さ”もある。SNSのvkが背景にあるとどうもそう映ってしまう現代病なのだろうか。x.y.r.のような”正統派”というよりはdj lostboiあたりからの影響でこうしたドローンに行き着いたカジュアルさ。重くないドローン。プラスチック製のドローン...。ᕦ(ò_óˇ)ᕤという顔文字を据える感覚が何よりも設定として古臭く感じるし、そしてそこが良いな、と。何より彼は14歳だから。彼が先月公開した架空のラジオの録音はどこまでも退屈で2018年1月の空気感に馴染む。謹賀新年。2018年もよろしくお願いします。