Yan + Teruyuki Kurihara - F
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レーベルのライナーでも引用しているけれどまさにドローン化したThe Durutti Columnとでもいうのか、融解したヴィニ・ライリーのヒーリング・ミュージック・バンドとでもいうのか、彼の美しいギターをリバーブを掛けて究極に引き伸ばしたら、この、輪郭がぼやけている美しい何かが自分を包んでいく不思議な世界が広がるのかも。メロディアスでない「ズン...ズン...」と刻む単音のベースがとにかく効果的で、実際にはBPMの違う心音とも同期しているような感覚がある。近づいたり遠のいたりする番組が映らないテレビは深層のどこに消えていくのだろう。