〈UNO〉の看板ミュージシャンとしてその奇怪なレーベル・カラーを鮮やかに彩り(いや、下水道のような汚れにまみれた”反グッド・ミュージック”なんだけども)、テクノやヒップホップなどのリズムとビートを咀嚼した何者でもない何かを作り出すGobbyことロングの黒髪をなびかせる青年Gabriel Sugrueは、Hype Williamsのライブで圧巻のパフォーマンスを披露する凄腕のドラマーであり、Dean Blunt的に閉じた我が道を行くのかと思いきや、〈1080p〉のような旬のレーベルからポンッとカセットを出してみたり、そうか、君は”アンダーグラウンド”に留まる運命なのだな、と訳のわからないミックステープを聴きながら思っていたところに〈DFA〉からデビューして太い存在になったりと、とにかく掴めないのがGobbyだ。そんな彼と連絡を取るようになったのが、私が昨年Druid Cloakが運営する〈Apothecary Compositions〉からリリースした『Gargoyle』のzipをくれという催促を彼から受けたことがきっかけだった。会話を重ねていく中で両親が日本人と交流があったらしく、日本でのプロモーションをもっとしたいそうで、知り合いのメディアの人間に自分のことを紹介してくれないか、とも。日本でライブをすることが生涯の夢でもあるそうだ。そこで(?)、交流の深化も兼ねて、同郷のtoiret statusを引っ張り出して1曲ほど仕上げたのでここに公開する。どう考えてもクソみたいな曲だが3人は同じようにポップ・ミュージックが好きだ。
○ gobby https://soundcloud.com/gobby-2
○ toiret status https://soundcloud.com/toiretstatus
○ djwwww https://soundcloud.com/exilevevo