オンライン以降、無限といってもいいほどたくさんの表現があふれていて、それを追うことだけでかなり疲れるし、その中から自分が本当に好きなものを見つけることは困難で果てしない。自分たちの知らないこと・わからないものごとがあまりにも多すぎる。
だけど、インターネットのいいところは国境を超えて気軽に世界中の人たちとメッセージを送りあえるところだと思うし、(この記事を読んでいる多くの方はきっとそれに気づいていると思うのですが、)海外の人たちにはその感覚が浸透していて、たとえば私たちがすごいと思った方たちに「Your works is very nice! I'd love to know more about you<3 and I want to make a compilation album. if possible, Please do join you :) 」みたいなGoogle翻訳を使った簡易なメッセージを送ってみたらほとんどの方から新しい楽曲を快く提供いただけたし、こうやって作品としてまとめることもできました。 あと、なぜか知らない方からメッセージがたくさん届くようにもなって、これはあの人の別名義なのかとか、この人とこの人は友達でこの人と知り合いでという具合にとにかくどんどん繋がる。
それでもそれはほんの一部でしかなくて、網羅なんて到底できないほどの創作物が存在していて、似たテイストのものごとをまとめて名前を付けたり、既存の価値観に当てはめたり、日々更新されていく。
もちろんいつの時代にも未知なる美しい物事はたくさんあったんだろうけど、これほどまでにアーティストや自称アーティスト、そうとも名乗らず個々が自由に創作を発表できる時代はなかったはず。 その中から何が優れているかを自分だけで判断するのはとても難しい。だけど、確実に自分たちが感動する美しい物事はたくさんあって、その基準を言葉にするのは難しいけど、なんとなく感じるのは自分が今までに聞いたこと・見たことがあるかどうかな気がしていている。知らないものを知りたい。その人にしかできないオリジナルな表現に一番感動する気がする。
そんな興味だけを(といってももちろんその界隈では注目されているアーティストの作品も多く収録しているのですが)詰め込んだマイクロSDカード型コンピレーションアルバムがVery Gois #02です。 2016年7月10日に発売を開始し、8月末より全国流通をスタートすることになりましたこのタイミングでSIM様にセルフレビューを掲載いただけることになりました。
といっても結局何が収録されているかまともに説明できていないお粗末な文章なのですが、きっと何か始めたら絶対楽しいって確信できると思います。
Tracklist:
1. Live Set Preview - XYZ
2. floss (dr. dre is an idiot) - b o y m o o n
3. sink - H TAKAHASHI
4. yma0203 - yea
5. 2500 Spite House - Sean Seaton
6. Field Scan - Matthew P. Hopkins
7. nakahechi - standard grey
8. minuet du - G.S. Sultan
9. 009 - xPhone tweeted hatena
10. rib teacher - /f
11. 0704 - network glass
12. Untitled track - Eric Frye
13. Cam Ranh - Christian Mirande
14. seaclet track - no artists